高齢者の腸閉塞の原因と対処法

高齢者特有の腸閉塞の原因

高齢者の腸閉塞の原因の多くは、運動で身体を捻ったことによって腸捻転になったということは少ないようです。

 

実際には個人差はありますが、高齢者はあまり身体を動かさない傾向が多く、更に筋肉も堅くなってしまうため基本的に機械的腸閉塞のリスクは減っていきます。

 

しかし便秘などが原因で若い人たちが腸閉塞になることの方が増えると言います。

 

高齢者の方は元々臓器も高齢化しているので機能が弱っているところに、腸の蠕動能力も同時に低下してしまうため、便が詰まりやすくなってしまい、堅くなった便をうまく排出できなくなり腸閉塞になるというケースが最も多いようです。

 

腸閉塞の癒着で起こってしまうことが原因ですが、腸管同士がくっついてしまう症状なので便も排出されなくなってしまいます。

 

腸管は隣り合うことで巡る仕組みになっていますが、この隣り合っている場所に癒着が起きてしまうと食事などで運び込まれた食べ物がそのまま腸管を進んでいかず、変形などによって途中で止まってしまい、結果的に腸が詰まってしまいます。

 

このような症状は背骨が曲がってしまった高齢者に多い症状でもあり、腹部が圧迫されてしまう人もいます。

 

このことから腸管同士が押されて潰されてしまっていることになるので、それが癒着に繋がってしまうのです。

 

また高齢者に多い腸閉塞の原因には、他にも大腸がんなどの腫瘍によって生じてしまう事もあります。

 

もともと癌は年齢を重ねるほどかかりやすくなるリスクが高まるのですが、更に大腸など比較的高齢化しても活発に動きやすい臓器では癌も作られやすいので腫瘍が大きくなってしまうケースも多いのです。

 

また、高齢者は少年期や青年期などで病気などによりお腹の手術を受けたことがある人も多いため、年を取ってから急に腸閉塞になってしまう人もいます。

 

今まではまったく腸閉塞の前兆が無かった人でも、年を取ったある日急に症状が出てしまうこともあるので要注意です。

 

高齢者の場合はなるべく手術なしの治療

若い人ならば症状が重い場合、緊急に手術を行い治療ができるのですが、高齢者の場合は若い人よりも免疫力が低下していることも多く、更に感染症のリスクが高まるので体力面を考慮して行わない治療をするケースもあるようです。

 

そのため、大腸がんなどを治療する必要がある人を除き、だいたいの高齢者に対する開腹手術はあまり行われず薬物や吸入用チューブを使用して治療を進めます。

 

健康面や体調面を考えて行っていく治療がほとんどで、手術をしてしまうと逆に術後の癒着などの危険性も高まるため基本的には外的手術は行いません。

 

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