腸閉塞の治療は?手術が必要?

保存療法による治療

がんが原因で腸菅が狭くなったり、癒着で腸が折れ曲がってしまう機械的腸閉塞のケースでは、基本的に保存療法が行われることが多いようです。

 

保存療法とは具体的には鼻や口から細い管を閉塞部分まで通し、腸内に蓄積される水分や内容物、ガスを表に出す方法を行います。

 

閉塞部分が腸の上の方にある場合は胃管を使用し、腸閉部分が下部にある場合はイレウス菅を使用しながら治療を行っていくのです。

 

このように腸の張りが減少することで腸が改善されていくので、血流がよくなりうまく腸が動いていく可能性があります。

 

これらの処置をすることにより、腸の狭窄やねじれを改善させることができるのです。

 

腸閉塞が発生してしまった場合は口から水分や食事を食べることで更にその状態を悪化させてしまうと言います。

 

そのため治療期間中の栄養補給は主に点滴で行っていくこともあります。

 

また血液濃度と電解質バランスを整えるための点滴や、感染症予防のための抗菌薬の点滴も一緒に行っていくため、やはり腸閉塞になった場合に入院治療は必要になってきます。

 

手術が必要な場合

もしも腸閉塞で手術になった場合は、腸管がねじれている部分や折れ曲がった部分を改善したり、原因になっている異物や腫瘍を切ったり腸管の一部を切除するなどの方法が取られます。

 

手術が必要となるケースでは、腸の血管が圧迫されてねじれたりするような絞扼性腸閉塞の場合や、保存的治療を1週間以上行ってもなかなか改善されない場合、または腸閉塞を何度も繰り返す場合に行われます。

 

そして重症度の高い絞扼性腸閉塞となった場合はその日のうちに緊急手術を行うことも少なくはありません。

 

しかし癒着してしまった部分を慎重に剥がしていき、腸の血流を元に戻すことができれば腸を切ることもないのですが、すでに腸が壊死してしまっている場合はそのまま放置しておくと死に至る危険性もあるので、すぐに壊死した腸を切断し正常な部分を繋ぎ合わせるような手術法を取ります。

 

その他にもストレスや薬物中毒で起こってしまう麻痺性腸閉塞の場合は、腸閉塞と同時に腹膜炎を併発する危険性もあるようです。

 

この場合には腹膜炎の部位を切除し、更に胃や腸に穴が開いてしまっている場合はその部分の穴をふさぐ手術も行わなくてはなりません。

 

そして術後におならや便が出るようになれば、腸の通過障害が改善されたということになります。

 

しかし、腸が詰まってしまった原因が癒着や腸が腸にはまり込んでしまっていた場合には、なかなかくぼみは完治しないとも言われているので、腸閉塞の再発の危険は残るため定期的な健診が必要となります。

 

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